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人生はRPGだ。

漫画とゲームとアニメなどの雑記ブログ

多重人格の美人歌手Xの謎。まるで「ヤヌスの鏡」

漫画アニメ

T-BOLANボーカルの妻?

昨日テレビを見ていたら、00年代にあった集団心中事件の再現映像が流れていました。
そこに有名バンドボーカルの妻である「美人歌手X」が関わっていたという内容です。

「美人歌手X」は多重人格で長年苦しんだすえ、事件を引きおこしたそうです。
www.narinari.com
日本でもこんなことがあったのかと衝撃を受けました。
多重人格といえば昔、ノンフィクション小説「24人のビリー・ミリガン」が話題になりましたよね。

24人のビリー・ミリガン〈上〉 (ダニエル・キイス文庫)

24人のビリー・ミリガン〈上〉 (ダニエル・キイス文庫)

事実は小説よりも奇なり、という言葉が浮かびました。

まるで「ヤヌスの鏡

創作上では多重人格といえばミステリアスな人物設定として描かれることも多いですよね。
最も印象深い作品として、漫画「ヤヌスの鏡」が思い出されます。
ドラマ版のインパクトが強すぎますけど、原作漫画は普通に良作でした。

父に捨てられ母を亡くし厳しすぎる祖母に育てられた主人公のヒロミ。
彼女はつらい現実から逃れるためにユミという人格を作り出し・・・という流れがリアルで、グイグイと物語に引き込まれます。
まるでオカルト現象のように多重人格を扱う作品とは一線を画していました。
解釈の分かれるラストには賛否ありますが、個人的には良い終わり方だったと思います。

「母親が身投げした海が妙に綺麗でなんだか笑える」というセリフに、現実って漫画のようではないよねという達観がみえます。
(漫画だけど)
文庫版に収録されていた、お祖母さんの若かりし頃のお話も面白いです。
生糸で成金になった家のお嬢様と時代の流れに翻弄された男女など、世の中ままならないさまがシビアに描かれていました。

あらためて読みなおしてみるとまた違った印象があるかもしれません。
ヤンキーの描きかたとか今読むとギャグにしか見えませんけど、意外と骨太で読ませる漫画ですよ。

ヤヌスの鏡 (1) (集英社文庫―コミック版)

ヤヌスの鏡 (1) (集英社文庫―コミック版)