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人生はRPGだ。

漫画とゲームとアニメなどの雑記ブログ

ドラマ「破裂」7話。ピンピンポックリ最終回!香村VS佐久間、決着?

本と映画の感想・レビュー

NHK土曜ドラマ「破裂」7話ネタバレです。

登場人物

香村(椎名桔平):
心臓を若返らせる「香村療法」を発明したエリート心臓外科医。

佐久間(滝藤賢一):
国民生活省の官僚。高齢者を大量死させる「プロジェクト天寿」を画策。

倉木蓮太郎(仲代達矢):
国民的俳優。香村の実父であり「香村療法」の被験者1号。

松野(坂井真紀):
香村の元恋人。医療系専門の女弁護士。

クリヤ:
香村を裏切った元部下。佐久間のもとで「クリヤ療法」を使ったプロジェクト天寿を進める。

小池:
佐久間の「汚れ仕事」を引き受ける、謎の男。

林田:
国民生活省の事務次官

ジョウ:
国民生活省の官房長。佐野史郎

あらすじ

連れ去られた香村。

謎の男たちは「タマキの残したもの」を燃やし、香村もろとも山中に埋めようとする。
そこに佐久間がかけつけ、香村は一命をとりとめる。
拉致は小池の暴走によるものだった。

佐久間の車の中で「安楽死合法法案」が可決される見通しとラジオのニュースが告げる。
よりよく生き、よりよく死ぬ。
これは「自由死法案」だと佐久間はいう。
香村は「殺人法案」だろうと返す。

人生をかけたプロジェクト天寿を、邪魔はさせない。
そう言い残して去る佐久間の背中を、香村はにらみつける。
「つぶしてやる、俺が」


無事に戻った香村は、松野と今後の策を練る。
「佐久間には敵が多い、敵の敵は味方だ」と。


世間では「よりよく生きよりよく死ぬ」をスローガンに、PPP=ピンピンポックリが浸透しはじめていた。

ネオ医療センター

センターに復帰した香村。
何も知らないセンターの研究員達に、プロジェクト天寿の本当のねらいを明かす。

続々と副作用での死者がでて、被験者たちも騒ぎ始めた。
あせるクリヤの前に、香村が現れる。
「お前がやっていることはただの殺人だ」
研究をとりもどしたら医者をやめると宣言する香村に、動揺するクリヤ。

被験者に詰め寄られたクリヤは、説得に応じない老人を「マニュアル」通りに隔離病棟に幽閉する。

国民生活省

香村から警告を受けた林田事務次官は、大量殺人の罪をすべて自分に被せる気なのかと佐久間に問いただす。
佐久間は、自分と香村のどちらを信じるのかと迫る。

副作用改善の研究が海外で進んでいると聞き、佐久間は焦っていた。

佐久間に、被験者を幽閉する「マニュアル」はあんまりだと訴えるクリヤ。
彼に致死量の睡眠薬を渡し、佐久間はいう。
まずはお前の母親から楽にしてやれ、それが通過儀礼だと。
寝たきりの母親の傍らで、睡眠薬を手に悩むクリヤ。


官房長・ジョウの前に現れた香村は警告する。
罪をなすりつけられて林田は失脚する、そのあとにジョウが事務次官になるだろう。
そうすれば、次に使い捨てられるのはあなただと。
しかしジョウはより安全なほうにつくまでだと答える。

そのころ松野は、林田の違法送金の証拠を掴んでいた。


クリヤの母の病室を訪れる香村。クリヤの母は生きていた。
香村はクリヤに電話し、彼のただならぬ雰囲気を察知する。

なんとかクリヤの車を見つけだした香村。しかしそこに彼の姿はなかった。
車中には香村宛に「マニュアル」と「幽閉された患者の映像」が残されていた。


香村は松野とともに、ふたたびジョウに接触する。
ふたりは「マニュアル」「幽閉された患者の映像」そして「違法送金の証拠」を渡す。
使いかたはあんた次第だ、と。

推進委員会

「自由死法案」の推進委員会。
佐久間の独演が続くなか、会場がざわめく。

違法送金の内部告発メールが流れていると報告を受ける佐久間。
そして、そこに現れる香村。

ついに公衆の面前で本性を現した佐久間。

「みんな裏で何が行われているか、うすうす気づいていながら見て見ぬふりをしていた」
「お前たち議員の無策でこの国がどういう状況になったか」と。

しかし、もう誰も佐久間の現には耳を貸すことはない。
一人またひとり、会場を出ていく。
部下さえも佐久間を見捨てて去っていってしまった。
香村がゆっくりと歩み寄る。

それでも独りで演説を続ける佐久間。
「この国を救う手立てをほかに持っている人間がいるのか」
そこに警視庁の人間が現れ、任意同行を求める。

しかし、佐久間はその場で卒倒する。
香村はかけよって診断する。
脳卒中だ」

後日談

その後、小池も不正受給で逮捕。
クリヤは死亡が報じられる。睡眠薬を自分で飲んで自ら命を絶ったという。

国民生活省は、林田と佐久間に全責任を被せることで決着した。
ジョウは安全な事務次官のイスを手に入れた。


倉木蓮太郎の遺作の上映会。
香村は息子とともに父の最後の映画を鑑賞する。
スクリーンに映る倉木の「負けるな、がんばれ」という言葉に思わず笑顔になり、息子と手を握り合う。


病院にて意識を取り戻した佐久間に、香村は語りかける。
ネオ医療センターに復帰し、いまからでも救える命を救うと。
お前が減らそうとした100万の命を救うと。

寝たきりの佐久間は、自分はどうなるかと聞く。
身体マヒの回復の見込みは極めて薄いと、香村は答える。

「殺してくれ」
懇願する佐久間に「頭を使え」という香村。
お前が絶望した未来がこれからどうなるか、生きて最後まで見届けてもらいたいと。
病室を去る香村の背中に、佐久間がつぶやく。
「医者はバカだ」


香村は海外での改善研究がうまくいき、これからも研究に全力をつくすという。
改善法を求め大挙する老人たちに、順番に治療を行うと説明する。
そのうちの一人が香村に耳打ちする。

「死なせて」と。

医療の光の向こうに闇を見る香村。
正しかったのは、佐久間なのか。それとも・・・。

感想

いや~、なんとも考えさせられるというか後味のわるい終わり方でしたね。
個人的にはけっこう好みです。
そんな単純に結論のでるテーマではないということでしょう。

佐久間があっさり失脚するあたり、官僚の体質を表していて批判の意図もあるんでしょうね。
テンポよくまとまっていて、最後まで見てよかったドラマでした!

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