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ミラクルニキ☆攻略ブログ

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芥川賞受賞作「異類婚姻譚」を読んだ感想

本と映画の感想・レビュー

ちょっとネタバレあり

芥川賞を受賞した小説「異類婚姻譚」を読んでみました。
作者は本谷有希子さん。
2年以上ぶりとなる新刊だそうです。

異類婚姻譚

異類婚姻譚

表題作のほか短編が3編収録されています。
異類婚姻譚」は100ページほどの短編でした。

以下、紹介と感想です。

あらすじ

「私」ことサンちゃんは、子供のいない専業主婦。
バツイチながら稼ぎがよく家持ちの夫と結婚し、安楽な生活を送っている。

ある日ふと、自分が夫に似てきたと感じた「私」。
「家では何も考えたくない」という夫は、スマホゲームや料理にのめりこんでいく。
そして夫の顔が、次第にゆるんで崩れはじめ…。

感想

次第に抽象的になっていく表現が、芥川賞だなという印象。
はっきりとしたストーリー展開があるわけではなく、女性的というか文学的というか。
(ストーリーがないわけではないんですけどね)

だんだんと夫婦の輪郭がぼやけてきて、ついには「あっち側」へ行ってしまう…。
すこしゾっと背筋が寒くなるようなお話ですね。

こういう夫婦って実際いるんでしょうか?
うちは夫婦でまったく趣味が合わないので、共感はできませんけどね。
短いお話なので、最後まで興味をもって読み進められました。
小説というより、詩を読んでいるような感じです。

本谷有希子さん

彼氏彼女の事情」、通称カレカノという漫画がありましたよね。
本谷さんはカレカノのアニメで、声優デビューをしたひとり。

その後「劇団本谷有希子」というユニットを主催し、作品の舞台化も手掛けています。
才能の塊のような女性ですね。
小説家としても様々な賞を受賞し、満を持しての芥川賞という感じだったのでしょうか。

これまでの「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」「乱暴と待機」などの作品は、映画化もされていますね。
小説「乱暴と待機」は、けっこうエンタメ色が濃かったと記憶しています。
映画も観にいきましたけど、面白かったですよ。浅野忠信が。

乱暴と待機 (MF文庫ダ・ヴィンチ)

乱暴と待機 (MF文庫ダ・ヴィンチ)

異類婚姻譚

異類婚姻譚