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少女漫画誌がオタク化した戦犯について考えてみた

りぼん・なかよし・ちゃお

三大少女漫画雑誌といえば「りぼん」「なかよし」「ちゃお」ですよね。
とくに我々世代では少女漫画界のジャンプといえるほど「りぼん」一強でした。

ところが現在の発行部数は「ちゃお」がぶっちぎりのトップだというから驚きです。
こちらのブログで詳しく書かれていました。
www.tsuwari-hanako.com

ある時期に少女漫画雑誌は急速にアニメっぽくなったような気がします。
「ちゃお」はもともとその路線だったと思うので、時代が「ちゃお」に追いついたのかもしれません。

私も最初は「りぼん」「なかよし」を読んでいたのに気が付いたら「ドラゴンマガジン」を手にしていたので、どこかにオタク化する要素があったのではないかと思い記憶を辿ってみました。

三大少女誌の印象

幼少の記憶では「なかよし」の方がちょっとお姉さん向けの恋愛漫画が多かった印象があります。
うちの姉が読んでいたからかもしれません。
あとホラー漫画のイメージ。これは松本洋子作品の印象でしょうね。

松本洋子の漫画めっちゃ怖かったですよね・・・!)

ある時期までは「りぼん」の方がファンタジー系の漫画が多かったような。
これは「ときめきトゥナイト」の印象が強すぎるせいかもしれません。
個人的に「ときめき~」はまだちゃんと少女漫画してたというか、ひみつのアッコちゃんの系譜に入るのではと思います。

「ちゃお」はあまり読んでいなかったので、漠然と「第三の少女誌」というイメージでした。
絵がアニメっぽくて小さい子向けの雑誌という印象。

唯一「やぶうち優」の名前だけ覚えています。たぶん「水色時代」のアニメを見てからでしょう。
当時なぜか男友達が貸してくれた「KAREN」という漫画がめっちゃ面白かったです。

オタク化に与した漫画

個人的に二大雑誌「りぼん」「なかよし」オタク化の戦犯ターニングポイントになったと思う漫画(家)を挙げてみます。

「りぼん」

「りぼん」といえば一条ゆかり矢沢あいなど、今みたら女性誌と見紛うような大人っぽい作風の漫画家さんが多くいました。
あくまで恋愛漫画主体の少女雑誌を貫き通している感のある「りぼん」でしたが、時代の流れかアニメっぽい作品もチラホラ。
そういった漫画のためにオタク道に反れた読者が50万乙女くらい居たのではないかと邪推しています。

楠桂

りぼんのオタク化の先陣を切った(と思う)、楠桂せんせい。
「桂クンにおたよりを!」というメッセージで男性作家だと思っていた読者も多いのでは?

「妖魔」「桃太郎まいる!」といった戦国ファンタジーから「恋してフローズン」「ごめんなさいこぱわあ」といった日常系ファンタジーまで、とにかく作風が少女漫画じゃない。
恋愛要素もムリヤリ少女漫画っぽくしようと描いてる感じがありました。
サンデー増刊で「八神くんの家庭の事情」が始まったときはしっくりきすぎて超納得。

最初から少年漫画ふうだったのに「りぼん」でデビューしてるのがスゴイ。
新しい方向性を模索していた時期だったんでしょうか。

ホラーもけっこう怖かった。
死体をつぎはぎして生き返った女の子の話は面白かったですけど。

ねこねこ幻想曲(ファンタジア)

高田エミせんせいのファンタジー猫漫画。
黒猫の「シロ」が月の光をあびて、セーラー服の幼女に変身するドタバタコメディ。
といってもセーラームーン的なやつではなくて「姫ちゃんのリボン」的なノリです。

お話はひみつのアッコちゃん系譜ですが、そこに「幼女萌え」要素が入ってきます。
これがもう本当にかわいい。シロかわいい。

この設定いま見ると時代を先取りしすぎですよね。
町の猫たちがつぎつぎに人間になって大騒ぎする様がめちゃんこ可愛い。
猫と人間の恋愛とか特に無いのも平和でいいです。

最後はシロとサスケに子猫が生まれて終わるんですよね。

うさぎ月夜に星のふね

ふたごの幼女トメ・ヨネ(じつは宇宙人)が地球の存亡をかけて頑張る物語。
絵はすごく少女漫画なのにスペースファンタジー感あふるる作品です。

メインキャラが幼女、爺さん、不良少女というのも異彩を放っていました。
ノイタミナ枠っぽいアニメ感があったように思います。

赤ずきんチャチャ

魔法使い見習いのチャチャが活躍するファンタジーコメディ漫画。
ついに「りぼん」で、魔法使いや半モンスター(?)が普通に存在する世界の漫画連載が始まったと衝撃を受けました。
ばりばりのアニメ絵ではなく童話感がある絶妙な絵柄もオタク心をくすぐります。

赤チャチャの登場で、柊あおい吉住渉といった漫画家が築いた「りぼん」の一時代が終わりを告げたような気がしました。
でもママレードボーイと同時期なんですよねこれ。

種村有菜

「りぼん」オタク化の極めつけは有菜っちではないでしょうか。
「めっちゃ上手い同人誌みたいな絵の漫画がはじまった!」と初見のインパクトは凄かったです。

一時期こういう絵柄の同人作家さん多かったですよね。
「りぼん」におけるセーラームーンの対抗馬は有菜っちだったと思います。

「なかよし」

永遠の二番感があった雑誌「なかよし」。
しかし途中からオタク方面へ舵を切り、そのまま勢いで一時代を築きました。

武内直子

ご存知「セーラームーン(セーラーV)」を生み出した戦犯。
もともとちょっと浮世離れした漫画を描く人だったので、セーラームーンの登場もさもありなんと思われました。
「ザ・チェリープロジェクト」「ま・り・あ」といった武内作品に出てくるヒロイン・ヒーローは、基本的にうさぎとタキシード仮面の類型です。

バブル感のある登場人物は、浮世離れした作者本人があってこそ。
少女漫画はこうでなくっちゃ!と思うところもあり、ある意味むかしの少女漫画を正しく継承している漫画家さんかもしれません。

美少女戦士セーラームーン新装版(1) (KCデラックス なかよし)

美少女戦士セーラームーン新装版(1) (KCデラックス なかよし)

ミンミン!

ひうらさとる先生らとともに「なかよし」の正統派作家として認識していたあさぎり夕先生が放つまさかのファンタジー漫画。

ゴミとして捨てられていたチャイナ人形に男の子がチュッってすると、美少女ミンミンに変身します。
そこから日常系が始まるのかと思いきや、魔法の国からきた敵と戦ったりする展開に。

ミンミンの「アチシは~なのら!」という喋り方もあざとい。
何があった、あさぎり夕

きんぎょ注意報!

セーラームーンと並ぶ二大戦犯。
とつぜんキャラの等身が変わったり、足がうずまきになったりといった描き方が当時は斬新でした。
ワチャワチャした漫符はアニメにも取り入れられてましたよね。

アニメの秀ちゃんの声はなんであれでOK出たんでしょうか。

CLAMP

「なかよし」にトドメを刺した漫画家集団。
もはや説明不要でしょう。
CLAMP以降「なかよし」は大きなお友達の雑誌として、止まらない未来を目指していったように思います。

魔法騎士レイアース(1) (なかよしコミックス)

魔法騎士レイアース(1) (なかよしコミックス)

おジャ魔女どれみ

これは漫画というよりアニメが戦犯。
原作は「忍たま」感のある素朴な漫画だったんですけどね。

漫画の作画をしていたのはあの「おはようスパンク」の、たかなししずえ先生!
どうりでほのぼのしてたわけです。

現在のりぼん、なかよし

現在の「りぼん」公式サイトを見ると、かつての少女漫画らしさを取り戻しているように見えました。
「ちゃお」と発行部数が大きく引き離されているそうですが、かつてのりぼんっ子としてはナンバーワンに返り咲いて欲しいですね。
りぼんわくわくステーション

「なかよし」はなんと、「わんころべえ」がまだ続いていました。
40周年だそうです。すごい!
わんころべえ|なかよし|講談社コミックプラス
「りぼん」がジャンプなら「なかよし」はぱっと見、サンデーのような感じ。


今回は触れませんけど、少女漫画のエロ化の戦犯は北川みゆき先生だと思います!
(少コミだけど)