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「嫌われる勇気」を読んだ感想(岸見一郎/古賀史健 著)

アドラー心理学自己啓発本

遅ればせながら、話題の自己啓発書「嫌われる勇気」を読みました。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

原宿にあるダイヤモンド社のビルに垂れ幕がかかるほどベストセラーになってる本です。
すごい人気ぶりですね。
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ざっくりとした感想

この本はアドラー心理学について、架空の哲学者と青年が対話しているという体で書かれています。
アドラー心理学が分かりやすく噛み砕かれていて、会話形式だからスラスラと読むことができました。

読む前は「嫌われることを恐れず、やりたいことをやれ!」みたいなことを語気荒く啓蒙する本なのかな、と警戒していました。
読み終えての感想は、ひとことでいうと「自分で考えろ、自分でやれ」というような印象。
個人の自立を促すと同時に「共同体感覚」「他者貢献」が重要とも説かれています。
想像していた内容と違っていて意外でした。

普通であることの勇気

私のような甘ったれには耳に痛いハナシが多く、途中で本を閉じたくなります。
個人的に最後の節がいちばん効いたので、とりあえず最後まで読んでみるのがオススメ。

私たちはゆとり教育のハシリで「個性が大事、個性が大事」と急に言われだした世代です。
今でも頭のどこかで「個性的であらねば」「人生で何かを成さねば」「普通じゃダメ」という強迫観念を持っています。

本来、勉強であれスポーツであれ、なにかしらの結果を残すためには、一定の努力が必要になります。
ところが、「特別に悪くあろう」とする子ども、すなわち問題行動に走る子どもたちは、そうした健全な努力を回避したまま、他者の注目を集めようとしています。
アドラー心理学では、これを「安直な優越性の追及」と呼びます。
[嫌われる勇気 より]

↑このあたりとかズシンときますね。
大学生あたりがよくいう「自称変態」などもこれに近いのではないでしょうか。
たしかに「自称変態」は普通ではないかもしれないけど、それは普通以下でしかない。

私もこういった、努力を必要としない奇抜なだけのアピールをしいた時期がありました。
安直な優越性の追及」といわれるとグゥの音もでません。

仕事とは他者貢献すること

本書では仕事とは他者貢献すること、とあります。
ここでいう他者貢献とは全ての人の役に立てということではありません(それはムリですからね)。
自分が選んだ共同体に自分が決めた方法で貢献し、それを嫌う人は切り捨てても構わないということです。
このあたりがタイトルの「嫌われる勇気」に繋がるのかなと思いました。

私は人生全般において目標や志を持っていないんですけど、この「他者貢献」の視点が足りないのかもしれません。
常に「誰にも好かれなくて結構だけど、面倒だから出来るだけ嫌われたくない」という態度でいます。
特定の意見を示すということは、必ずその反対側の人から反発がある。
それが面倒で「決定」を回避しまくった結果、生き甲斐などを自分で決めるチカラを失っているのかも知れません。

何かを選ぶということは、その逆を選ばないという決定をするに近いので、なかなか勇気が必要ですよね。
本書でもしきりに「勇気を持て」ということが言われています。
主体的に選び決定することは、嫌われることとセットかもしれないけど、それでも自分で選び決めろと。
イマイチ主体性のない私にはガツンときました。

鬱な人は注意が必要?

amazonの☆1レビューを見ると、この本を読んだために鬱症状がひどくなったという報告が多数ありました。
「すべての事象は自分が選択したことだから自己責任」といった話がえんえんと続くので、メンタルに不調を抱えている人には毒となる本かもしれません。

逆にメンタルに病的な不調がなく、薄々「自分は甘えてるかも?」と自覚がある人にはてきめんに効く内容だと思います。
この本がベストセラーになりamazonのレビューも上々ということは、それだけ叱咤激励されたい人が多いということなんでしょうか。

私は心理学も哲学もかじったことはないので、この本のどこまでが著者による解釈なのかは分かりませんけどね。
興味が出てきたので元々のアドラー心理学の本も読んでみたいと思います。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)

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