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ミラクルニキ☆攻略ブログ

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漫画「母がしんどい」を読んでみた。

毒親マンガ感想レビュー

漫画「母がしんどい」を読みました。
作者は田房永子さん。

キレ出すと止まらないキョーレツな母親を持つ作者が、親に疑問を抱き決別するまでを描いたマンガです。
コミカルな絵柄なのに、母親のキョーレツさが伝わってきます。

母がしんどい

母がしんどい

1章、お母さん絶好調

お話は、作者・エイコさんの幼少期からはじまります。
エイコさんのお母さんは、子供の意見は基本無視
自分の思い通りにならないとキレて怒鳴り散らすなど、凄まじい毒親ぶりをみせます。

勝手に習い事を始めさせたり、辞めさせたり。
子供の宿題を取り上げて、勝手に仕上げてしまったり。
高校生になってアルバイトを初めても、アノ手コノ手で邪魔をします。

娘に4年制大学への進学を勧めるお母さん。
けれど親を振り切るため、エイコさんは短大への進学を決意します。

私も軽い毒親もちですけど、この母親のキャラクターにはドン引き。
自分の母親にも少し通ずるところがあり、心臓がバクバクしました。

2章、家からの脱出

短大に進学したエイコさん。
しかしそこでも母親が介入し、勝手に学友と友達になる等やりたい放題。

エイコさんは母親から逃れるため、バイト先で知り合った彼氏の家に転がり込む。
しかしその彼氏も絵に描いたようなモラハラ男子。
婚約も決まり幸せなはずなのに、頭の中に「死にたい」という声が聞こえてきます。
彼氏のなかに母親の影をみたエイコさんは、彼氏と別れてついに一人立ちすることに。

この彼氏もかなり、キョーレツなキャラクターです。
彼女を「ブタ」と呼ばわりし、お金のないエイコさんに高利でお金を貸して束縛します。
否定されることに慣れすぎると、否定的な人に安心感があってヘンな人を引き当てやすいですよね。

3章、親への疑念

婚約破棄を機に一人暮らしを始め、親と距離を取りはじめたエイコさん。
新しい彼氏のタカちゃんと出会い結婚に至ります。
しかし今度こそ主導権を握ろうとしてしまい、タカちゃんとの関係もギクシャク。
そんなときエイコさんの妊娠が発覚。
出産への不安が募るなか、エイコの父親毒親ぶりを発揮しはじめる。
ついに爆発し、親との関わりを断つことを決心します。

キョーレツな母親の陰に隠れて、父親毒親というのはあるあるではないでしょうか。
母親のような親になりたくないとは私も常々思っています。

4章、しあわせ

両親との連絡を絶ったものの、エイコさんは積年の怒りをタカちゃんにぶつけてしまう。
このままでは母親と同じになってしまうと、診療内科クリニックの扉を叩きます。
お医者さんから「あなたは間違っていない、親がおかしい」と言われ、少し気持ちがラクになる。
先生のお墨付きももらい、晴れて親との絶縁を心に決めます。
しかし怒りは収まらず、3カ月で流産もしてしまう。
それでもクリニックの効果か、自分の怒りを冷静に観察できるようになったエイコさん。
さまざまなセラピーに赴き、少しずつ自分を取り戻していく。
そして2年が経過し「自分の味方は、自分」と自信をつけていくのでした。

カウンセリング系はほんとに相性がありますよね。
何カ所か通ってみてダメでも、諦めず色々と試してみるのもいいと思います。
(そうこうしているうちに寛解する人もいるとか)

うちの母は毒親の中でも最弱

私も母親との関係には、長年悩まされてきました。
といってもこの漫画に出てくるほど、アレな人ではありませんけどね。

最近になって夫婦トラブルがきっかけで、久々にカウンセリングを受けてみたんです。
親子関係や児童虐待が専門のカウンセラーさんだったこともあり、色々と新しい発見がありました。

今まで私が受けてきたのは「傾聴」スタイルのカウンセリングでした。
今回の先生は「介入法」という、より突っ込んだスタイル。
(この中間に、NLPなどの行動療法があるそう)
傾聴で効果を感じなかった私には、介入法が合っているみたい?

カウンセラーさん曰く、うちの母は軽度の知的障害が疑われるそうです。
知的障害というと、学習障害のようなイメージがありますね。
うちの母は若いころ銀行に務めていたこともあり、この見立てはいまいちしっくりきませんでした。
しかし「共感力が極度に低い」というのも、広義の知的障害に入るそうです。

この漫画に出てくる母親も、何かしらの障害だったんじゃないかと思います。
とにかく子供に共感しないというか、人の心が分からないところは一緒。
海外では共感されない育てられ方は、立派な虐待(ネグレクト)として認知されているそうです。

私の姉は数年前から、統合失調症と診断されています。
カウンセラーさんによると、これも実は虐待の症状ではないかという見立て。
表に出てくる症状が酷似しているため、誤診されやすいそうです。
統合失調症の診断は誤診も多いそうな)

共感力の有無を見分けるポイントは「自責の念があるかどうか」。
これがない場合は子供を虐待している自覚がない、基本的に自分は被害者ですべて他人のせい、という感じになるそう。
そして本人が悩んでないので、親に対してはカウンセリングができない(意味がない)のだそうです。

読むのしんどい

毒親もちにとっては、読むのがしんどい漫画かもしれません。
「もしかしてうちの親って毒親?」と疑問を抱いている人には、何かの参考になるかも?

逆に「うちはここまでではないから、自分の親は正常なんだろう」と思ってしまう可能性もありますけどね。
(私はそう思いました)
漫画に出てくる母親はホントにキョーレツなので。

とはいえ

とはいえ「残念な親」の補償を親に求めても、結果は期待できません。
親以外のところから不足分を補うしかないですよね。

私は岡本茂樹さんの本を読んで「育ちなおし」という視点が有用ではないかと思いました。
無期懲役囚の更生は可能か」という本ではロールレタリングという手法を用いて、親に対してや他のいろんな感情をうまく流せるようになる過程が書かれています。
この本の作者さんは2015年に亡くなってしまったんですよね…。泣

生き辛さを抱えている人は、本を読んで追体験することで得られるものがあるのかもしれません。

母がしんどい

母がしんどい